top of page
  • 真菌
    一般的な呼称はカビです。見た目の形から糸状菌とか菌糸ともいわれます。形は酵母型と菌糸型の2形性を取るものが多く、酵母型の大きさは5ミクロンくらいです。細菌も真菌も「菌」がつくので同じ仲間だと思われがちですが、細胞の構造が全く異なります。細菌は染色体DNAが細胞の中に裸で存在していて、原核生物の仲間です。 一方、真菌は、染色体が膜に包まれた核の中に存在していて、動稙物と同じ真核生物の仲間です。真菌は、核の他にミトコンドリアや小胞体などたくさんの小器官をもっていて、細菌と比べて高等な生物なのです。真菌は細菌とは全く異なり、細胞構造が人間に近い生物です。
  • 細菌叢・菌叢
    バイオフィルム内の細菌や真菌の種類のことです。口腔内の細菌叢は、人それぞれ指紋のように異なります。同一個人でも、体調や食事内容などにより、時間とともに常に変化しています。細菌叢の中には運動性細菌もいることから、現在では微生物叢(マイクロバイオータ)という表現に変わってきています。
  • 微生物の感受性
    微生物がある成分にどれくらい影響を受けるかを指します。例えば、抗生物質も全ての細菌に効くわけではなく、特定の菌に対してのみ抗菌性を示します。似たような言葉に抗菌スペクトラムがあり、これは特定の微生物に対する感受性を示すものです。つまり、微生物がどれだけある成分や薬物に反応するかは、その微生物の種類や特性に依存すると言えます。
  • 運動性細菌
    顕微鏡での歯垢や唾液の観察で、動いている細菌のことです。
  • 微生物の相互作用
    真菌や細菌は、同一環集団環境下でお互いに影響を与え合っています。彼らが争っている場合、これは拮抗作用と呼ばれ、拮抗関係にあると言います。一方で、微生物同士が協力して勢力を広げようとしている場合は、これを協同作用と呼び、協同関係にあると言います。
  • 嫌気性と好気性
    細菌には「嫌気性けんきせい」と「好気性こうきせい」という分け方があります。 嫌気性菌は酸素を嫌う菌、好気性菌は酸素を好む菌です。口腔内でいわゆる悪玉菌は、嫌気性菌の割合が多いです。 口腔内にカビが多いと嫌気的な歯垢になりやすく、その中での細菌は嫌気性菌が繁殖しやすい環境になります。
  • in vitroとin vivo
    in vitro(イン・ビトロ)とは、試験管内という意味で、試験管や培養器等の中で薬物の反応を検出する試験のことを指します。in vivo(イン・ビボ)とは、生体内という意味で、人体や実験動物を用い、生体内に直接被験物質を投与し、生体内や細胞内での薬物の反応を検出する試験のことを指します。
  • 歯垢をサラサラにする歯磨き粉?
    「植物の戦う力」歯磨き粉は、歯垢中のカビを少なくすることを目的して開発された歯磨き粉です。歯垢中のカビ(真菌)が少なくなると、歯垢の成熟と悪性化を進める要因の1つが少なくなるため、歯垢がネバネバしてくるのを予防して歯垢がサラサラになる可能性があります。
  • 植物の戦う力歯磨きには、どのような成分が入っていますか
    生姜やドクダミなどカビに強い植物由来の成分が入れてあります。具体的な成分名は、カプリン酸・6ージンゲロール・ショウガオール・精油3種・茶と柿渋由来のポリフェノール・複数の植物性サポニンなどの安全で厳選された成分です。 これらの成分により、平均的な歯磨き時間である2分程度で、カビである真菌のほとんどを殺菌することが出来ます。(※これはインビトロの実験結果です) 真菌に対してとても画期的な効果が得られるため、国内特許と国際特許(PCT:Patent Cooperation Treaty)を出願中です。
  • カプリン酸とは何ですか?
    カプリン酸は、ココナッツオイルやバターなどに含まれるごくありふれた食品の脂肪酸です。さらには母乳の中にも含まれている物質です。 そのカプリン酸を歯磨きに使用したのは以下の理由です。 カプリン酸はカンジダ菌などの真菌(カビ)の細胞膜を溶かしたり傷つけたりする性質があります。ただしココナッツオイルで歯を磨いても効果はごく少ししかありません。しかしここで抗真菌性のある植物精油をカプリン酸と同時に使用すると、カプリン酸によって傷つけられた真菌の細胞の中に精油が入り易くなり、抗真菌効果が相乗的に高まります。試験管内の実験ではこれで十分な効果が得られるのですが、一般的な歯を磨く時間の2分程度ではそれでも十分ではありません。そこでさらにポリフェノール類と植物性サポニンを同時に作用させて、口腔内バイオフィルム内にいる真菌属の細胞への殺菌的な即時抗真菌性と到達性を図ったのが、特許を出願した植物の戦う力歯磨きです。植物の持っている色々な抗真菌成分をうまく組み合わせました。 ※しかし臨床効果を保証しているものではありません。
  • 化粧品で時々見かけるカプリン酸グリセリルとカプリン酸は別物ですか? この商品に使用されているカプリン酸とカプリン酸グリセリルは別物ですか?
    カプリン酸とカプリン酸の化合物であるカプリン酸グリセリルなどとは性質が全く異なります。カプリン酸グリセリルなどのカプリン酸の化合物は、湿潤剤や基剤として多くの化粧品や歯磨き粉に使用されています。しかしこのようなカプリン酸の化合物には抗真菌性は全くありません。歯磨き剤に抗真菌性のあるカプリン酸を有効な抗真菌剤として配合しているのは、検索出来た限りでは世界で唯一「植物の戦う力」歯磨き粉だけです。
  • なぜ医薬品ではないのですか?
    いくつか理由があります。医薬品としての認可を取るためには、治験が必要になります。10年ぐらいの長い年月と数十億単位以上の費用が掛かります。時間も待てませんし、費用もとてもありません。もし医薬品にすると、販売価格もかなり高額になります。さらに医薬品ですと、誰もが気楽に購入できません。口腔内の真菌量を調べてからの処方になります。医薬品の口腔用の抗真菌剤では、すでにアムホテシリンBやミコナゾールなどがありますが、どちらも処方薬ですので誰でもが簡単に日常的に使用できるものではありません。
  • なぜ医薬部外品ではないのですか? 医薬部外品とはどういう意味ですか?
    「医薬部外品」とは、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されています。 [治療]というよりは[防止・衛生]を目的に作られています。そのため、医薬部外品の表示を行うためには、決められた成分を認められた濃度で配合する必要があります。医薬部外品に認められてない成分を混入すると、医薬部外品表示が出来なくなります。今回の歯磨き剤には、カプリン酸や各種ポリフェノールなどの他にもサポニンなどの成分を入れてありますので、医薬部外品表示が出来ません。
  • 歯垢の中の真菌の数は何に影響を与えますか?
    この質問の答えの本質は、私の論文の「抗真菌剤の長期使用は歯垢量を減らす」に行きつくと思います。論文の要約は、医薬品である抗真菌剤のアムホテシリンを長期に使用した口腔内の変化を2点報告しています。一つは、付着歯垢量の減少が認められたことです。もう一点は、付着している歯垢の物理的性状が、柔らかくなり、清掃されやすい状態に変化したことです。つまり、歯垢の中の真菌の量は歯垢に影響していることになります。 この論文の作成のための検査では、付随して判明したことがほかにもあります。 口臭の減少や運動性細菌の減少も観察されました。
  • 今までの歯磨き剤は使用直後には爽快感があり口臭も防げるのですが、持続しませんでした。この歯磨き剤は使用直後にはそれほど爽快感もありませんが、何故かスッキリ感が持続しますし口臭も持続的に防げています。なぜですか?
    多くの歯磨き粉は、芳香剤や清涼剤によって、歯磨き直後の爽快感を演出しています。この「植物の戦う力」歯磨き剤は、歯磨き直後の爽快感はあまりないですが、口腔内の真菌を減少させることによって、細菌叢を変化させて嫌気性細菌の減少による爽快感と口臭予防を目的にしていますので、持続性を感じていただけている可能性が有ります。
  • この歯磨き剤は研磨剤が一切含まれていないので着色が心配です。どうすればよいですか?
    着色が心配な場合は、着色除去用のホワイトニング用の研磨剤が入れてある歯磨き剤を使用後にこの植物の戦う力歯磨き剤をご使用ください。研磨剤には歯根露出部の表面を傷つけてしまうような面もありますので、歯磨き剤の使用者が研磨剤の使用を選択できるようにしてあります。
  • この歯磨き剤はフッ素が含まれていませんので、虫歯が心配です。なぜフッ素が含まれていないのですか?
    フッ素は虫歯予防効果がありますが、反面フッ素を嫌う方もいます。フッ素入り歯磨き粉を使用されたい方は、この植物の戦う力歯磨き剤とフッ素入り歯磨き剤を歯ブラシの上で合わせて使用して頂ければと思います。どちらの歯磨き粉も使用後に水でお口をゆすがない方が良いという共通点があり、合わせての使用は簡単だと思います。使用者の選択肢を広げるためにフッ素を混入していません。
  • この歯磨き剤を使用するとすぐに真菌は減少しますか?
    この質問の答えは、「抗真菌剤の長期使用は歯垢量を減少させる」という論文の試験結果から推測されます。医薬品である抗真菌抗生物質のアムホテシリンBを使用した試験結果に詳しく記載されています。被験者が抗真菌薬を使用して真菌量の減少が確認できたのは、月単位の時間を要しました。この「植物の戦う力」歯磨き剤を使用した実際の口腔の試験では、週単位の時間を要しました。僅か3日間で真菌の減少が確認できたケースもあります。つまり真菌の減少には、ある程度の連続した日数の使用が必要です。 ※上記の試験は、治験として行われた試験ではありません。診療所で33人に対して行われた試験結果であり、上記歯磨き剤の使用による真菌の減少をお約束しているものではありません。
  • この歯磨き剤を使用すると口の中の真菌は全ていなくなりますか?
    どのような薬剤を使用しても、口腔内の常在菌である真菌を完全にいなくすることはできません。顕微鏡観察で真菌の菌糸が全く見えなくなる場合もありますが、真菌は薬剤感受性の低い酵母型で残存している可能性を否定できません。
  • 入れ歯を使用しているとカンジダ菌が増えるそうですかなぜですか?
    複数の理由がありますが、大きな理由は、義歯面が粘膜に密着して唾液の循環しにくい部位が出来て真菌の1種であるカンジダ菌がその部分で増えることと、義歯のプラスチックの目に見えないすき間の中でカンジダ菌が増殖してしまうことが主な原因です。
  • この歯磨き剤はカンジダ症の予防にもなりますか?
    「植物の戦う力」歯磨き剤は、カプリン酸が高濃度に入れてありますし抗真菌性のある精油も入っていますので、カンジダ症の予防になる可能性があると推測されます。
  • 朝起きたときに口の中の不快感があります。なぜなのでしょうか?
    就寝中は、唾液の分泌が少なくなりますから真菌や細菌が口腔内で繁殖しやすくなります。その結果起床時に不快感を感じる傾向があります。
  • 起床時に口の乾燥を感じます。なぜですか?
    就寝中は、唾液の分泌が少なくなることと口呼吸をしてしまう場合があり、起床時に乾燥を感じてしまいます。このような状態では特に真菌のカンジダ菌が増殖しやすくなりますので、就寝前の「植物の戦う力」歯磨き剤の使用をお勧めしています。
  • 歯垢中の真菌が少なくなれば、歯垢にどのような変化がありますか?
    「抗真菌剤の長期使用は歯垢量を減少させる」という論文の試験結果から、歯垢中の真菌量が減少すると歯垢の粘着性が減少して、歯垢がより清掃されやすくなることが推測されます。 また真菌は、歯垢内で酸素を大量に消費しますので、嫌気的な歯垢が出来てしまい病原性が強かったり口臭の原因を作る嫌気性菌の多い歯垢になる可能性が少なくなると思われます。。
  • 味は少しヒリヒリする感じですし、他の歯磨き粉のような歯磨き直後の気持ちよさや爽快感がそれほどありません。なぜですか?
    この植物の戦う力歯磨き剤は、味よりも香よりも内容にこだわりました。「良薬口ににがし」という言葉がありますが、歯磨き直後の一瞬よりも歯磨き後に続くサッパリした感じの方をみてください。
  • この植物の戦う力歯磨き粉を使用してどのくらいで効果を感じられますか?
    早ければ数日で効果を感じていただける場合がありますが、大体1週間後くらいしてから感じていただけるようです。遅い人は1カ月くらいかかることもありますので、気長にお使いください。お口の中から真菌が少なくなってから、お口の中に数百種いる細菌の多様な種類の変換が行われるのに時間を要するためと思われます。
  • 抗菌洗口剤は使用した方が良いですか?
    抗菌洗口剤を使用しても一時的な効果以外は少ないように思います。とても多くの種類の抗菌洗口剤が販売されています。人工の抗菌剤から自然由来のものや乳酸菌由来のものまで数十種類があります。それらを持続的に使用することによって、それぞれの抗菌剤に感受性のある菌種の減少が観察されると思われます。しかしながらお口の中には数百種対の菌種がいますので、一部の菌種が減少しても使用している抗菌剤に感受性の低い菌種が増える可能性が有ります。口腔内の細菌量全体数が減少しても細菌種の変換がお口にとって望ましい方向に変化するとは限りません。口腔常在菌の善玉菌といわれている菌種は、多くの抗菌剤に弱く善玉菌の方が先に減少してしまう傾向があります。善玉菌といわれる乳酸桿菌群は、口腔内真菌属と拮抗関係にあるため、乳酸桿菌群の減少により真菌属が増殖してしまう可能性も有ります。抗菌剤の中には、特定の虫歯菌や歯周病菌に特に有効と謳われている抗菌剤もあります。確かに試験管の中(IN VIVO)では有効なのですが、実際の口腔内で持続的臨床的に効果が確認されているものは現在まだないようです。 「植物の戦う力」歯磨き剤は、抗菌洗口剤としても使用できますので是非ご使用ください。
  • この植物の戦う力歯磨き剤を使用してどのくらいで効果を感じられますか?
    早ければ数日で効果を感じていただける場合がありますが、大体1週間後くらいしてから感じていただけるようです。遅い人は1カ月くらいかかることもありますので、気長にお使いください。お口の中から真菌が少なくなってから、お口の中に数百種いる細菌の多様な種類の変換が行われるのに時間を要するためと思われます。
  • この歯磨き剤を使用すれば、歯磨きが多少おろそかになっても大丈夫ですか?
    「植物の戦う力」歯磨き剤を使用しても、歯磨きをさぼると効果は全くありません。 歯垢のバイオフィルムには薬剤が一切入って行かないため、歯ブラシでバイオフィルムを破壊してやらないと歯磨き剤の効果は発揮できません。口腔衛生には、歯磨きが基本になります。
  • この歯磨き剤の使用法について教えてください。
    効果的な使用法は大切です。使用説明書を是非お読みになってからご使用ください。
  • なぜ歯磨きの前に歯間ブラシやデンタルフロスを先に使用した方が良いのですか?
    お口の中の頑固な汚れの大部分は、歯と歯の間です。歯と歯の間には歯ブラシが届きませんが、この部分には最もたくさんの歯垢の塊であるバイオフィルムがあります。この部分のバイオフィルムを壊さないと、歯磨き剤が歯面と歯肉に届きません。その理由で歯磨き前の歯と歯の間の清掃をお願いしています。歯周病も虫歯も一番この部分が原因になっています。
  • 抗生物質の長期使用では菌交代現象によるカンジダ症などの日和見感染症の心配があります。抗真菌成分が入っている歯磨き剤の長期使用ではそのような問題ないでしょうか?
    抗生物質を長期使用すると、使用している抗生物質に感受性のある特定の口腔内細菌が減少した状態が続きます。細菌用の抗生物質は、真菌には効果がありません。真菌と拮抗作用のある細菌が減少すると真菌が口腔内で勢力を増やすことになります。これが真菌の菌交代現象です。生まれつきの唾液の成分により、口腔内にもともと真菌がほとんどいない人もいます。口腔内に真菌が非常に少ない人に何らかの問題があるという報告はありませんので、真菌が少なくなることに問題はないと思われます。顕微鏡による観察では、真菌の菌糸がほとんど認められない口腔内は、肉眼的にもきれいに見える傾向があります。
  • この「植物の戦う力」歯磨き剤の効果は歯磨き後どのくらい持続しますか?
    基本的には歯磨き後に飲食した時点で効果は消失します。歯磨き成分がすべて流されてしまうからです。しかし真菌の増殖速度は、真菌の種類によりますが大体は2時間で2倍に増殖します。このため元の真菌量に達するにはある程度の時間を要します。しかし細菌は約1時間弱で倍増しますので、口腔内の菌種にもよりますが歯磨き後の飲食によって口臭予防の持続時間は短くなります。しかし日常的持続的にこの「植物の戦う力」歯磨き剤の使用で、口腔内の真菌量が減少すれば口臭予防時間が延長していく可能性が有ります。
  • この「植物の戦う力」歯磨き剤を就寝前に使用すると良いのはなぜですか?
    就寝中は唾液の分泌が少なくなります。そのため就寝中は1日の中で最も真菌と細菌が繁殖しやすい時間帯になります。しかし就寝直前に「植物の戦う力」歯磨き剤を使用し、水でゆすがないようにしますと、歯磨きの効果が起床時まで持続しやすくなります。
  • この歯磨き剤は研磨剤が一切含まれていないので着色が心配です。どうすればよいですか?
    着色が心配な場合は、着色除去用のホワイトニング用の研磨剤が入れてある歯磨き剤を使用後にこの「植物の戦う力」歯磨き剤をご使用ください。研磨剤には歯根露出部の表面を傷つけてしまうような面もありますので、歯磨き剤の使用者が研磨剤の使用を選択できるようにしてあります。
  • この歯磨き剤を使用するとすぐに真菌は減少しますか?
    抗真菌剤の長期使用は歯垢量を減少させる」という論文の試験結果から推測されます。医薬品である抗真菌抗生物質のアムホテシリンBを使用した試験結果に詳しく記載されています。被験者が抗真菌薬を使用して真菌量の減少が確認できたのは、月単位の時間を要しました。この「植物の戦う力」歯磨き剤での試験では、週単位の時間を要しました。僅か3日間で真菌の減少が確認できたケースもあります。ある程度の日数が必要と思われます。 ※この「植物の戦う力」歯磨き剤の可能性についての説明ですので、使用による真菌量の減少をお約束してはいません。
  • この歯磨き剤を使用した後に水で口をゆすがない方が良いのはなぜですか?
    せっかく「植物の戦う力」歯磨き剤で歯磨きをしても、そのあと水でゆすいでしまいますと、ほとんどの成分が流されてしまいます。そうしますと成分の作用時間は歯磨きをしている時間だけになってしまいます。作用時間は長い方が有効ですので、歯磨き後にゆすがないことが理想です。
  • 歯磨きした後に水でゆすがないのは抵抗があります。どうすればよいですか?
    その場合は、歯磨き後に十分ゆすいで、その後に少量をお口に含んでいただきお口全体に良くいきわたるようにした後に、吐き出すだけにしてみて下さい。
  • この歯磨き粉で歯を磨くときは何分ほど磨けばよいですか?
    電動歯ブラシをご使用の場合は、作動時間が2分に設定してありますので、2分で十分なように成分濃度を調整してあります。手で磨く場合も、最低2分は磨いてください。
  • なぜ歯の表面には強固なバイオフィルムが付着するのですか?
    液相(唾液)と固相(歯の表面)の界面には、バイオフィルムが出来る微生物の特性があります。さらに口腔内には、持続的な糖の供給がありますので、不溶性グルカンという粘着力の特に強いバイオフィルムが出来ます。これが歯ブラシなどによる清掃を困難にしています。
  • この「植物の戦う力」歯磨き剤を使用してどのくらいで効果を感じられますか?
    早ければ数日で効果を感じていただける場合がありますが、大体1週間後くらいしてから感じていただけるようです。遅い人は1カ月くらいかかることもありますので、気長にお使いください。お口の中から真菌が少なくなってから、お口の中に数百種いる細菌の多様な種類の変換が行われるのに時間を要するためと思われます。
  • 抗菌洗口剤は使用した方が良いですか?
    一時的な効果以外は少ないようです。とても多くの種類の抗菌洗口剤が販売されています。人工の抗菌剤から自然由来のものや乳酸菌由来のものまで数十種類があります。それらを持続的に使用することによって、それぞれの抗菌剤に感受性のある菌種の減少が観察されると思われます。しかしながらお口の中には数百種対の菌種がいますので、一部の菌種が減少しても使用している抗菌剤に感受性の低い菌種が増える可能性が有ります。口腔内の細菌量全体数が減少しても細菌種の変換がお口にとって望ましい方向に変化するとは限りません。口腔常在菌の善玉菌といわれている菌種は、多くの抗菌剤に弱く善玉菌の方が先に減少してしまう傾向があります。善玉菌といわれる乳酸桿菌群は、口腔内真菌属と拮抗関係にあるため、乳酸桿菌群の減少により真菌属が増殖してしまう可能性も有ります。抗菌剤の中には、特定の虫歯菌や歯周病菌に特に有効と謳われている抗菌剤もあります。確かに試験管の中(IN VIVO)では有効なのですが、実際の口腔内で持続的臨床的に効果が確認されているものは現在まだないようです。「植物の戦う力」歯磨き剤は、抗菌洗口剤としても使用できますので是非ご使用ください。
  • 私は歯科医院で歯周病ではないといわれますし、歯磨きを頑張っていますが、口臭があります。何が原因でしょうか?
    お口のもともとの細菌叢に、口臭の原因物質を産出する菌種がいることが推測されます。このような菌種は、多くの場合嫌気性菌です。バイオフィルム内の嫌気的な環境を少なくすればこのような菌種が少なくなり口臭が少なくなる可能性が有ります。そのためには酸素を大量消費する真菌を少なくすることは、有意なことと思われます。
  • 朝起きたときに口の中の不快感と口臭があります。なぜなのでしょうか?
    就寝前の植物の戦いう力就寝中は、唾液の分泌が少なくなりますから真菌や細菌が口腔内で繁殖しやすくなります。その結果起床時に不快感や口臭を感じる傾向があります。就寝前の「植物の戦う力」歯磨きが有効です。
  • 起床時に口の乾燥と口臭を感じます。なぜですか?
    就寝中は、唾液の分泌が少なくなることと口呼吸をしてしまう場合があり、起床時に乾燥を感じてしまいます。このような状態では特にカンジダ菌が増殖しやすくなります。 さらには、唾液の循環が就寝中は無いため、口臭が発生しやすくなります。
  • この歯磨き剤を使用した後に水で口をゆすがない方が良いのはなぜですか?
    せっかく「植物の戦う力」歯磨き剤で歯磨きをしても、そのあと水でゆすいでしまいますと、ほとんどの成分が流されてしまいます。そうしますと成分の作用時間は歯磨きをしている時間だけになってしまいます。作用時間は長い方が有効ですので、歯磨き後にゆすがないことが理想です。
  • 歯磨きした後に水でゆすがないのは抵抗があります。どうすればよいですか?
    その場合は、歯磨き後に十分ゆすいで、その後に少量をお口に含んでいただきお口全体に良くいきわたるようにした後に、吐き出すだけにしてみて下さい。
  • 真菌は口臭の直接の原因になりますか?
    真菌は好気的環境で糖を分解している状態では、口臭の原因にはなりません。しかし真菌はたくさんの酸素を消費するため、真菌の活動によって酸素の無い嫌気的な環境がお口のバイオフィルムの中に出来るとそこには嫌気性菌が繁殖できる場が出来て、嫌気性菌の産出物が口臭の原因になる可能性が有ります。また真菌は好気的な菌で嫌気的環境下では活動量は減少しますが、糖分の無い嫌気的な環境下でたんぱく質を分解した場合には、口臭の原因になっている可能性もあります。
  • 真菌のカンジダは歯周病の原因ですか?
    カンジダが歯周病の原因かどうかは明確には現在不明です。20年以上前にイギリスなどとともに複数の国でカンジダと歯周病の関係を調べる大規模な疫学調査が行われましたが、関係性の傾向以外は不明でした。理由は、歯周病が多くの要因から進行すること、年単位で進行すること、そして何よりも数百種類もいる細菌種とカンジダとの拮抗関係や共同関係が複雑すぎて調べようがない事が最大の原因です。しかし多くの歯科医院で行われている歯垢の顕微鏡の観察では、頻度として歯周病の方の歯垢中には、多くの長い菌糸(真菌)が多数観察され、運動性細菌も同時に多く観察される傾向があります。医薬品である抗真菌薬のアムロホテシリンBの長期使用で、菌糸の減少とともに運動性細菌の減少し、歯周炎の炎症反応の改善が認められたという趣旨の論文報告もあります。またカンジダが歯周炎の要因の一部であるとの論文もあります。逆にカンジダと歯周病の関係を否定する論文もあります。つまり現在でも科学的には、カンジダと歯周病の関係は明確には不明です。しかし歯科の臨床家としては、歯垢の細菌叢と性状の点で、口腔内の真菌属は少ない方が望ましいと考えます。
  • 様々な殺菌剤入りの歯磨き粉が販売されていますが、お考えを教えてください。
    実に多くの抗菌剤入りの歯磨き粉が販売されています。様々な種類の抗菌剤成分があります。多種類の化学薬品、自然物からの抽出物、精油、さらには乳酸菌などの生物由来のもの、ポリフェノール類もあります。目的別に歯周病菌や虫歯菌に作用するものもあります。手に入る範囲ですべて実験してみています。一時的な効果があるものはありますが、長期的に臨床的に効果のあるものはまだありませんでした。また長期な有効性を指摘している論文ももまだありません。歯周病菌も虫歯菌もその代表的な菌がいなくても発症進行することがその理由だと思います。数百種類の菌の一部に効果があっても類似作用を行う菌に交代すれば臨床的な効果が持続しなくなることが原因だと思われます。
  • 抗菌洗口剤は使用した方が良いですか?
    一時的な効果以外は少ないようです。とても多くの種類の抗菌洗口剤が販売されています。人工の抗菌剤から自然由来のものや乳酸菌由来のものまで数十種類があります。それらを持続的に使用することによって、それぞれの抗菌剤に感受性のある菌種の減少が観察されると思われます。しかしながらお口の中には数百種対の菌種がいますので、一部の菌種が減少しても使用している抗菌剤に感受性の低い菌種が増える可能性が有ります。口腔内の細菌量全体数が減少しても細菌種の変換がお口にとって望ましい方向に変化するとは限りません。口腔常在菌の善玉菌といわれている菌種は、多くの抗菌剤に弱く善玉菌の方が先に減少してしまう傾向があります。善玉菌といわれる乳酸桿菌群は、口腔内真菌属と拮抗関係にあるため、乳酸桿菌群の減少により真菌属が増殖してしまう可能性も有ります。抗菌剤の中には、特定の虫歯菌や歯周病菌に特に有効と謳われている抗菌剤もあります。確かに試験管の中(IN VIVO)では有効なのですが、実際の口腔内で持続的臨床的に効果が確認されているものは現在まだないようです。「植物の戦う力」歯磨き剤は、抗菌洗口剤としても使用できますので是非ご使用ください。
  • 歯周病患者の人の歯垢の顕微鏡観察では、動いている細菌が多く認められるようですが、この「植物の戦う力」歯磨き粉は、動いている細菌に影響を与えますか?
    動く細菌のことを運動性細菌と呼びますが、歯周病の方の歯垢には、真菌の菌糸も多く観察されます。様々な抗真菌剤は、細菌には効果が無いはずですが、抗真菌剤の長期使用で、運動性細菌も減少が認められるとの報告があります。真菌と運動性細菌との間に何か相互関係がある可能性が有ります。
  • 歯磨きした後に水でゆすがないのは抵抗があります。どうすればよいですか?
    その場合は、歯磨き後に十分ゆすいで、その後に少量をお口に含んでいただきお口全体に良くいきわたるようにした後に、吐き出すだけにしてみて下さい。
  • なぜ歯の表面には強固なバイオフィルムが付着するのですか?
    液相(唾液)と固相(歯の表面)の界面には、バイオフィルムが出来る微生物の特性があります。さらに口腔内には、持続的な糖の供給がありますので、不溶性グルカンという粘着力の特に強いバイオフィルムが出来ます。これが歯ブラシなどによる清掃を困難にしています。
  • この植物の戦う力歯磨き剤を使用すれば、歯磨きが多少おろそかになっても大丈夫ですか?
    植物の戦う力歯磨き剤を使用しても、歯磨きをさぼると効果は全くありません。 歯垢のバイオフィルムには薬剤が一切入って行かないため、歯ブラシでバイオフィルムを破壊してやらないと歯磨き剤の効果は発揮できません。口腔衛生には、歯磨きが基本になります。
  • 歯周病の原因は歯垢だけですか?
    歯周病の大きな要因のは歯垢ですが、発症には複数の原因が関与しています。 歯磨きを丁寧に毎食後行っていても歯周病になる人もいれば、ほとんど歯磨きしない人が歯周病にならないこともあります。 とても多くの原因が複合的に関係している場合がありますので、個別に歯科医師に相談することをお勧めします。
  • 真菌は虫歯の原因菌になっていますか?
    虫歯の原因菌はいわゆるミュータンス菌といわれています。しかし調べてみると口腔内にミュータンス菌がいない人もいます。しかしそのような人にも虫歯が認められます。ミュータンス菌は、不溶性グルカンなどの粘着物質を産生することと、酸を産出することで虫歯菌の代表のように言われていますが、口腔内には粘着物質や酸を産出する細菌は多数生息しています。真菌も糖を分解して粘着物質や酸を産出します。虫歯の穴の中には、数百種類の細菌や真菌がいて、それらの相互作用によって虫歯が進行しますが、真菌を含め個々の菌の役割は複雑すぎて現状では不明です。 しかし真菌は糖を分解して酸を産出しますし、歯垢の成熟にも関与していますので、真菌と虫歯に関係性が有る可能性は十分にあります。
  • 様々な殺菌剤入りの歯磨き剤が販売されていますが、お考えを教えてください。
    実に多くの抗菌剤入りの歯磨き剤が販売されています。様々な種類の抗菌剤成分があります。多種類の化学薬品、自然物からの抽出物、精油、さらには乳酸菌などの生物由来のもの、ポリフェノール類もあります。目的別に歯周病菌や虫歯菌に作用するものもあります。手に入る範囲ですべて実験してみています。一時的な効果があるものはありますが、長期的に臨床的に効果のあるものはまだありませんでした。歯周病菌も虫歯菌もその代表的な菌がいなくても発症進行することがその理由だと思います。数百種類の菌の一部に効果があっても類似作用を行う菌に交代すれば臨床的な効果が持続しなくなることが原因だと思われます。
  • なぜ歯磨きの前に歯間ブラシやデンタルフロスを先に使用した方が良いのですか?
    お口の中の頑固な汚れの大部分は、歯と歯の間です。歯と歯の間には歯ブラシが届きませんが、この部分には最もたくさんの歯垢の塊であるバイオフィルムがあります。この部分のバイオフィルムを壊さないと、歯磨き剤が歯面と歯肉に届きません。その理由で歯磨き前の歯と歯の間の清掃をお願いしています。歯周病も虫歯も一番この部分が原因になっています。
  • この植物の戦う力歯磨き剤を就寝前に使用すると良いのはなぜです?
    就寝中は唾液の分泌が少なくなります。そのため就寝中は1日の中で最も真菌と細菌が繁殖しやすい時間帯になります。しかし就寝直前に植物の戦う力歯磨きを使用し、水でゆすがないようにしますと、歯磨きの効果が起床時まで持続しやすくなります。
  • 歯垢の中の真菌の数は何に影響を与えますか?
    この質問の答えの本質は、私の論文の「抗真菌剤の長期使用は歯垢量を減らす」に行きつくと思います。論文の要約は、医薬品である抗真菌剤のアムホテシリンを長期に使用した口腔内の変化を2点報告しています。一つは、付着歯垢量の減少が認められたことです。もう一点は、付着している歯垢の物理的性状が、柔らかくなり、清掃されやすい状態に変化したことです。つまり、歯垢の中の真菌の量は歯垢に影響していることになります。
  • この歯磨き剤を使用した後に水で口をゆすがない方が良いのはなぜですか?
    せっかく「植物の戦う力」歯磨き剤で歯磨きをしても、そのあと水でゆすいでしまいますと、ほとんどの成分が流されてしまいます。そうしますと成分の作用時間は歯磨きをしている時間だけになってしまいます。作用時間は長い方が有効ですので、歯磨き後にゆすがないことが理想です。
  • 歯磨きした後に水でゆすがないのは抵抗があります。どうすればよいですか?
    その場合は、歯磨き後に十分ゆすいで、その後に少量をお口に含んでいただきお口全体に良くいきわたるようにした後に、吐き出すだけにしてみて下さい。
  • この歯磨き剤で歯を磨くときは何分ほど磨けばよいですか?
    電動歯ブラシをご使用の場合は、作動時間が2分に設定してありますので、2分で十分なように成分濃度を調整してあります。手で磨く場合も、最低2分は磨いてください。
  • なぜ歯の表面には強固なバイオフィルムが付着するのですか?
    液相(唾液)と固相(歯の表面)の界面には、バイオフィルムが出来る微生物の特性があります。さらに口腔内には、持続的な糖の供給がありますので、不溶性グルカンという粘着力の特に強いバイオフィルムが出来ます。これが歯ブラシなどによる清掃を困難にしています。
  • この「植物の戦う力」歯磨き剤を使用すれば、歯磨きが多少おろそかになっても大丈夫ですか?
    「植物の戦う力」歯磨き剤を使用しても、歯磨きをさぼると効果は全くありません。 歯垢のバイオフィルムには薬剤が一切入って行かないため、歯ブラシでバイオフィルムを破壊してやらないと歯磨き剤の効果は発揮できません。口腔衛生には、歯磨きが基本になります。
  • カンジダは歯周病の原因ですか?
    カンジダが歯周病の原因かどうかは明確には現在不明です。20年以上前にイギリスなどとともに複数の国でカンジダと歯周病の関係を調べる大規模な疫学調査が行われましたが、関係性の傾向以外は不明でした。理由は、歯周病が多くの要因から進行すること、年単位で進行すること、そして何よりも数百種類もいる細菌種とカンジダとの拮抗関係や共同関係が複雑すぎて調べようがない事が最大の原因です。しかし多くの歯科医院で行われている歯垢の顕微鏡の観察では、頻度として歯周病の方の歯垢中には、多くの長い菌糸(真菌)が多数観察され、運動性細菌も同時に多く観察される傾向があります。医薬品である抗真菌薬のアムロホテシリンBの使用で、菌糸の減少とともに運動性細菌の減少し、歯周炎の炎症反応の改善が認められたという趣旨の報告もあります。またカンジダが歯周炎の原因の一部であるとの論文もあります。逆にカンジダと歯周病の関係を否定する論文もあります。つまり現在でも科学的には、カンジダと歯周病の関係は明確には不明です。しかし臨床家としては、歯垢の細菌叢と性状の点で、口腔内の真菌属は少ない方が望ましいと考えます)
  • 歯垢の中の真菌の数は何に影響しますか
    この質問の答えの本質は、私の論文の「抗真菌剤の長期使用は歯垢量を減らす」に行きつくと思います。論文の要約は、医薬品である抗真菌剤のアムホテシリンを長期に使用した口腔内の変化を2点報告しています。一つは、付着歯垢量の減少が認められたことです。もう一点は、付着している歯垢の物理的性状が、柔らかくなり、清掃されやすい状態に変化したことです。 つまり、歯垢の中の真菌の量は歯垢に影響していることになります。
  • 様々な殺菌剤入りの歯磨き粉が販売されていますが、お考えを教えてください。
    実に多くの抗菌剤入りの歯磨き粉が販売されています。様々な抗菌剤成分が謳われています。様々な化学薬品、自然物からの抽出物、精油、さらには乳酸菌などの生物由来のもの、ポリフェノール類もあります。目的別に歯周病菌や虫歯菌に作用するものもあります。手に入る範囲ですべて実験してみています。一時的な効果があるものはありますが、長期的に臨床的に効果のあるものはまだありませんでした。歯周病菌も虫歯菌もその代表的な菌がいなくても発症進行することがその理由だと思います。数百種類の菌の一部に効果があっても類似作用を行う菌に交代すれば臨床的な効果が持続しなくなることが原因だと思われます。
  • お口の中に細菌はいない方が良いのですか?
    お口の中にある程度の種類と量の細菌は生息していることが必要です。無菌室内で生活する場合には、口腔内の細菌は必要ありませんが、通常の生活環境では毎日食事の度にと呼吸の度に多くの菌が口腔内に侵入してきます。口腔内に長期的に生息している細菌叢は、ある程度口腔清掃されていれば口腔にも人体にも問題ありません。しかし口腔内に細菌が少なすぎると、新に入ってきた菌が感染して増殖してしまう可能性が出てきます。しかし口腔内に長年生息している菌叢は一定していますので、新たに入ってきた菌に対しての感染からのバリアの働きをしてくれています。
  • ドライマウスになるとカンジダ症になるそうですが、なぜですか?
    唾液の中には個人差がかなりありますが、もともと抗真菌物質があります。その唾液が減少すると特にカンジダ症の病原性の強い真菌であるカンジダアルビカンスが急増するため、カンジダ症になる可能性が高くなります。
  • 入れ歯を使用しているとカンジダ菌が増えるそうですかなぜですか?
    複数の理由がありますが、大きな理由は、義歯面が粘膜に密着して唾液の循環しにくい部位が出来てカンジダ菌が増えることと、義歯のプラスチックの目に見えないすき間の中でカンジダ菌が増殖してしまうことが原因です。
  • この歯磨き剤はカンジダ症の予防にもなりますか?
    植物の戦う力歯磨き剤は、カプリン酸が高濃度に入れてありますので、カンジダ症の予防になる可能性があると推測されます。
  • 朝起きたときに口の中の不快感があります。なぜなのでしょうか?
    就寝中は、唾液の分泌が少なくなりますから真菌や細菌が口腔内で繁殖しやすくなります。その結果起床時に不快感を感じてしまいます。
  • 歯垢中の真菌が少なくなれば、歯垢にどのような変化がありますか?
    「抗真菌剤の長期使用は歯垢量を減少させる」という論文の試験結果から、歯垢中の真菌量が減少すると歯垢の粘着性が減少して、歯垢がより清掃されやすくなることが推測されます。
  • なぜ歯の表面には強固なバイオフィルムが付着するのですか?
    液相(唾液)と固相(歯の表面)の界面には、バイオフィルムが出来る微生物の特性があります。口腔内には、持続的な糖の供給がありますので、不溶性グルカンという粘着力の特に強いバイオフィルムが出来ます。これが歯ブラシなどによる清掃を困難にしています。
  • 抗菌洗口剤は使用した方が良いですか?
    一時的な効果以外は少ないようです。とても多くの種類の抗菌洗口剤が販売されています。人工の抗菌剤から自然由来のものや乳酸菌由来のものまで数十種類があります。それらを持続的に使用することによって、それぞれの抗菌剤に感受性のある菌種の減少が観察されると思われます。しかしながらお口の中には数百種対の菌種がいますので、一部の菌種が減少しても使用している抗菌剤に感受性の低い菌種が増える可能性が有ります。口腔内の細菌量全体数が減少しても細菌種の変換がお口にとって望ましい方向に変化するとは限りません。口腔常在菌の善玉菌といわれている菌種は、多くの抗菌剤に弱く善玉菌の方が先に減少してしまう傾向があります。善玉菌といわれる乳酸桿菌群は、口腔内真菌属と拮抗関係にあるため、乳酸桿菌群の減少により真菌属が増殖してしまう可能性も有ります。 抗菌剤の中には、特定の虫歯菌や歯周病菌に特に有効と謳われている抗菌剤もあります。確かに試験管の中(IN VIVO)では有効なのですが、実際の口腔内で持続的臨床的に効果が確認されているものは現在まだないようです。 「植物の戦う力」歯磨き剤は、抗菌洗口剤としても使用できますので是非ご使用ください。
  • 抗生剤の長期使用者の歯垢について教えてください。
    抗生物質などの抗菌剤の長期使用者の歯垢の顕微鏡写真の特徴は、全体的に歯垢の菌叢が単純で菌種がやや少なく見えます。また抗生物質は、真菌に対して効果がない事と抗生物質の長期使用による菌交代現象によって、菌糸(真菌)が多くみられる傾向にあります。しかし唾液の分泌量の減少などを伴っていなければ、日和見感染症のカンジダ症の併発は稀です。
  • 強い抗菌剤のマウスウォシュを1日に何度も長期管使用しているとどうなりますか?
    顕微鏡での観察では、歯垢は単調に見える傾向があります。口腔内の菌種は少なくなっている可能性が有ります。真菌の消失は確認できません。
  • 真菌は口臭の原因になりますか?
    真菌は好気的環境で糖を分解している状態では、口臭の原因にはなりません。しかし真菌はたくさんの酸素を消費するため、真菌の繁殖によって酸素の無い嫌気的な環境がお口のバイオフィルムの中に出来るとそこには嫌気性菌が繁殖できる場が出来て、嫌気性菌の産出物が口臭の原因になる可能性が有ります。また真菌は好気的な菌で嫌気的環境下では活動量は減少しますが、糖分の無い嫌気的な環境下でたんぱく質を分解した場合には、口臭の原因になっている可能性もあります。
  • 歯垢中のカンジダなどの真菌の多くが酵母型ではなく菌糸状に見えるのはなぜですか?
    口腔内はカンジダを含む多くの真菌が好む温度以上の温度があります。また歯垢の中で真菌と戦う多くの拮抗細菌もいます。さらに多くの真菌は好気的環境をお好みますが、歯垢は生成されてからの時間とともに酸素が少なくなります。このように歯垢中の真菌にとって負荷のかかる環境下では、真菌は酵母型から菌糸型に変換します。このことを真菌の二形性といいます。
  • 舌苔について質問があります。舌苔は清掃して除去した方が良いですか?
    舌表面は、柔らかいため、歯の表面ほど強固なバイオフィルムは付着しません。 舌表面は非常に繊細ですので、舌ブラシや舌ヘラなどの使用はお勧めできません。ティッシュで奥から手前に軽くこする程度にしておいてください。舌の粘膜表面は非常に複雑ですので細菌や真菌の住処になりやすく、口臭の原因にもなります。 舌表面の真菌属と乳酸桿菌群は拮抗関係にあるとされていますので、この植物の戦う力歯磨き剤で磨いた後に舌表面にもよくいきわたる様にしてから吐き出していただくと、真菌群が減少し乳酸桿菌群の割合が増えて、舌苔の減少と口臭の予防効果が期待できる可能性が有ります。
  • 抗菌洗口剤は使用した方が良いですか?
    一時的な効果以外は少ないようです。とても多くの種類の抗菌洗口剤が販売されています。人工の抗菌剤から自然由来のものや乳酸菌由来のものまで数十種類があります。それらを持続的に使用することによって、それぞれの抗菌剤に感受性のある菌種の減少が観察されると思われます。しかしながらお口の中には数百種対の菌種がいますので、一部の菌種が減少しても使用している抗菌剤に感受性の低い菌種が増える可能性が有ります。口腔内の細菌量全体数が減少しても細菌種の変換がお口にとって望ましい方向に変化するとは限りません。口腔常在菌の善玉菌といわれている菌種は、多くの抗菌剤に弱く善玉菌の方が先に減少してしまう傾向があります。善玉菌といわれる乳酸桿菌群は、口腔内真菌属と拮抗関係にあるため、乳酸桿菌群の減少により真菌属が増殖してしまう可能性も有ります。抗菌剤の中には、特定の虫歯菌や歯周病菌に特に有効と謳われている抗菌剤もあります。確かに試験管の中(IN VIVO)では有効なのですが、実際の口腔内で持続的臨床的に効果が確認されているものは現在まだないようです。「植物の戦う力」歯磨き剤は、抗菌洗口剤としても使用できますので是非ご使用ください。
  • 抗生剤の長期使用者の歯垢について教えてください。
    抗生物質などの抗菌剤の長期使用者の歯垢の顕微鏡写真の特徴は、全体的に歯垢の菌叢が単純で菌種がやや少なく見えます。また抗生物質は、真菌に対して効果がない事と抗生物質の長期使用による菌交代現象によって、菌糸(真菌)が多くみられる傾向にあります。しかし唾液の分泌量の減少などを伴っていなければ、日和見感染症のカンジダ症の併発は稀です。
  • 強い抗菌剤のマウスウォシュを1日に何度も長期管使用しているとどうなりますか?
    顕微鏡での観察では、歯垢は単調に見える傾向があります。口腔内の菌種は少なくなっている可能性が有ります。真菌の消失は確認できません。
bottom of page