歯垢は付着してから時間とともに成熟していきます。最初は歯面表面に好気性細菌(酸素が好きな細菌)が付着します。歯垢の中で好気性細菌が酸素を消費しますので、歯垢中の酸素がだんだん少なくなっていきます。酸素が少なくなっていくと、徐々に嫌気性細菌が増殖し始めます。
歯垢の中には病原性の少ない善玉菌と病原性の強い悪玉菌がいます。
おおまかには、歯垢中の善玉菌は好気性細菌で、歯垢中の悪玉菌は嫌気性細菌です。
カビである真菌は、細菌の100倍以上の大きさで、酸素をたくさん消費する菌です。
カビが歯垢中に多いと、酸素が少ない歯垢になっていきます。
酸素が少ない歯垢中には虫歯や歯周病の原因になりやすい嫌気性細菌が増殖してしまいます。
したがって、お口の中のカビを少なくするとお口の健康維持に役立つ可能性が有ります。
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